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スペーシア  Q&A

 
Q1.真空ガラス スペーシアって誰が発明したの?どうやってつくるの?
 
ガラスとガラスの間に真空層を閉じこめた真空ガラス。 いったいどうやって作るのでしょうか。
ガラスの間の小さな宇宙に迫ってみましょう。
 
■真空ってどんな状態?

本来は空気などの物質が全くない状態のことを指しますが、 実際にはきわめて圧力の低い状態も真空と呼ばれます。
 
■「真空ガラス スペーシア」はシドニー大学と日本板硝子の協力から生まれました。
リチャード・コリンズ  真空ガラスのアイデアは1913年に公表されました。しかしその製造は、幾多の努力にも関わらず、我々のシドニー大学が研究に着手した直後の1989年まで成功しませんでした。当大学での研究により真空ガラスの技術は大きく進歩しました。例えば熱の流れの機構や、真空安定性、大気圧・温度差から発生する応力について、それぞれ優れた理解が得られました。これまで当大学ではサンプルとして1m×1mまでの大きさの真空ガラス約700枚の製作に成功しています。
 1994年、当大学は真空ガラスの商業生産に関し日本板硝子との協力体制をとりました。日本板硝子は優れた技術力と、商品開発への強い決意を発揮してきました。当大学は日本板硝子によって開発された 真空ガラス スペーシアの商業生産開始に強い誇りと満足を感じています。
 スペーシアは消費エネルギーの低減を通じて、私どもの生活に大きな利益をもたらすでしょう。スペーシアの第一の特長は既存の窓枠に対応できる薄さにあります。他のどんな断熱ガラスにもこの能力はありません。
 当大学は日本板硝子とのこれまでの関係をさらに続けてゆくことを喜び、今後も画期的なアイデアの成果を分かち合えることを誇りに思います。
1997年3月

リチャード・コリンズ
(シドニー大学物理学部長 応用物理学科教授)
 
■真空をガラスに閉じ込め保つには?
マイクロスペーサーと保護キャップ2枚のガラスの間に真空層を保持するという特殊な構造を持つため、普通のガラスにはない、マイクロスペーサーと保護キャップを持ちます。

■マイクロスペーサー
真空ガラスの真空層には、0.2ミリの真空層を保持するために、マイクロスペーサーと呼ばれる柱が2センチメートル間隔で立てられています。
マイクロスペーサーの直径は、約0.5ミリなので、ほとんど目立ちません。

■保護キャップ

真空層を保護する重要な部品です。
直径約15ミリ、高さ約4ミリで、室内側から見て右上の位置についています。
 
■「真空ガラス スペーシア」の構造
真空ガラス スペーシア構造図複層ガラスが2枚のガラスの間に空気の層があるのと違って、2枚のガラスに真空層を挟み込んだ形状です。
日本板硝子の技術が可能にした、この真空層が高性能の秘密なのです。
熱の伝わり方には「伝導」「対流」「放射」があり、この3つの熱の移動を抑えたものほど断熱性が高くなります。真空ガラス「スペーシア」は真空層で熱の「伝導」と「対流」を防ぎ、さらに高断熱特殊金属膜で「放射」を抑えます。まさに理にかなった高断熱性能を発揮します。
また、この特殊な構造を保つために、マイクロスペーサーと保護キャップという普通のガラスにはない部品も使われているのです。
使うガラスの種類によって、さまざまなバリエーションがあります。
 
 
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