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スペーシアに関するQ&A

Q&A
Q

真空ガラス「スペーシア」って誰が発明したの?

A
真空ガラスのアイデアは1913年に公表され、製造が試みられたもののなかなか実現しませんでした。
その後、シドニー大学のリチャード・コリンズ教授が研究に着手し、真空ガラスの技術は大きく進歩しました 熱の流れのメカニズムや、真空安定性、大気圧・温度差から発生する応力について解明され、1989年、サンプルとして1m四方の真空ガラス約700枚の製作に成功しました。
その後、シドニー大学との協力により1997年に日本板硝子株式会社が真空ガラス「スペーシア」として、世界で初めて商品化に成功しました。
Q

「スペーシア」にはいろいろな種類があるけれど、どんな機能が良いの?

A
製品により、様々な機能があります。こちらからお悩みにあわせてお選びいただけます。
Q

窓ガラスを替えると節約できるの?

A
「スペーシア」は、一枚ガラスと比べて約40%、一般的な複層ガラスと比べても約20%のエネルギーを削減することができます。製品ごとに機能が異なりますので、こちらからご覧ください。
Q

複層ガラスとはどう違うの?

A
ともに2枚のガラスを使い、断熱性能、防露性能など、 いろいろと優れた性能を持つ「スペーシア」と「複層ガラス」。 同じようなガラスだと思われがちですが、「スペーシア」は2枚のガラスの間が真空になっているの対し、「複層ガラス」は2枚のガラスの間に空気層が設けられているのが一般的です。真空ガラスの方がより取り替えやすさ、断熱性能、防露機能などが優れています。 製品ごとに機能が異なりますので、お悩みにあった製品をこちらからご覧ください。
Q

今のサッシがそのまま使えるって聞いたけど?

A
「スペーシア」は厚さ6.2ミリなので今お使いのサッシにそのまま取り替えることができます。しかも短時間で取り付けが可能なのでリフォームにも最適です。また、サッシ枠を処分 する無駄がないので、余計な費用もかかりません。 取付簡単な「スペーシア」はこちらからご覧ください。
Q

設計、施工、使用上の注意や品質保証について教えて!

A
設計・施工上のご注意品質保証をご覧ください。
Q

我が家の窓サイズにあったガラスはあるの?

A
「スペーシア」はすべてオーダーメイドなので規格寸法はありません。
下記の最大寸法と最小寸法の間の矩形(くけい・すべての角が90度の四角形)であれば製造可能です。
スペーシア 最大寸法と最小寸法

*1 「スペーシア」(透明)10.2ミリ厚の最大寸法は3000×2000mmとなります。
※ご使用にあたっては、最大寸法の範囲内でも耐風圧強度によって使用面積が制限される場合がありますのでご注意ください。

Q

「スペーシア」を装着すると、窓が重くなり開けづらくならないの?

A
今お使いのガラスが3ミリ厚の場合は1㎡あたり約7.5kg、5ミリ厚の場合は約12.5kgですので若干重くなりますが、「スペーシア」装着時に戸車やサッシをチェックすることで改善が期待できます。「スペーシア取扱店」にご相談ください。
Q

窓のサッシとガラスのつなぎ目部分のパーツ(グレチャン)の取替が多くて大変だけど「スペーシア」はどうなの?

A
グレチャンとは、「スペーシア」とサッシの間に装着して、「スペーシア」とサッシの接触を防いだり、隙間を埋める役割を担っています。「スペーシア専用グレチャン」には、サッシの溝ポケット9ミリ、11~15ミリ、20ミリ、22ミリ、26ミリ用があります。どのグレチャンを採用するか、またはシール(シリコンコーキング)施工とするかは、「スペーシア取扱店」が現場を見て判断させていただきます。
Q

我が家では断熱サッシを使用しています。「スペーシア」は装着できるの?

A
「スペーシア」は大手サッシメーカー様の代表的なほぼすべての断熱サッシに取り付けられます。装着方法にはシール工法とグレチャン工法があり、装着の可否と装着方法の選択は、「スペーシア取扱店」が現場を見て判断させていただきます。
Q

各種ガラスの断熱性能はどれくらいなの?

A
断熱性能は熱の伝わりやすさを表す熱貫流率という数値で比較します。熱貫流率の小さいガラスほど断熱性能が高いということです。
スペーシア・スペーシアクールと一枚ガラスの熱貫流率比較

Q

「スペーシア」はどの程度日差しをカットするの?

A
冷房の効きやすさをはかる目安に、日射熱カット率という値を用います。この値が大きいほど、日差しをカットして夏涼しいガラスということです。
スペーシア・スペーシアクールと一枚ガラスの日射熱カット率比較

Q

「スペーシア」の価格を教えてほしいのだけど

A
真空ガラス「スペーシア」はすべてオーダーメイドとなります。弊社では、ガラス代のみの参考価格をご案内しております。品種ごとの価格表をご用意しておりますので、お問い合わせください。

■「真空ガラス スペーシア」参考価格(税込価格)

  • ●「スペーシア」 透明6.2ミリ品で材料代として49,500円/㎡程度です。
  • ※なお、一枚のガラス面積が0.3㎡以下の場合は大きさに関係なく1枚あたり23,100円となります。
  • ●網入板ガラスを使った「スペーシア (ワイヤータイプ)」 透明10ミリ品で材料代として73,700円/㎡程度です。
  • ※なお、一枚のガラス面積が0.3㎡以下の場合は大きさに関係なく1枚あたり33,000円となります。
  • ●「スペーシア クール」 透明6.2ミリ品で材料代として52,800円/㎡程度です。
  • ※なお、一枚のガラス面積が0.3㎡以下の場合は大きさに関係なく1枚あたり24,200円となります。
  • ●「スペーシア静タイプ」 透明9.2ミリ品で材料代として82,500円/㎡程度です。
  • ※なお、一枚のガラス面積が0.3㎡以下の場合は大きさに関係なく1枚あたり37,400円となります。
  • ●「スペーシア クール静」 透明9.2ミリ品で材料代として88,000円/㎡程度です。
  • ※なお、一枚のガラス面積が0.3㎡以下の場合は大きさに関係なく1枚あたり39,600円となります。
  • ●「スペーシア21 (断熱クリアタイプ)」 透明18.2ミリ品で材料代として70,400円/㎡程度です。
  • ※なお、一枚のガラス面積が0.3㎡以下の場合は大きさに関係なく1枚あたり31,900円となります。
  • ●「スーパースペーシア」 透明8.2ミリ品で材料第として60,500円/㎡程度です。
  • ※なお、一枚ガラス面積が0.3㎡以下の場合は大きさに関係なく1枚あたり27,500円となります。

※その他として施工費用、副資材費用等がかかります。 現場の状況によって異なりますので、「スペーシア取扱店」が現場を見てお見積もりをさせていただきます。
なお、「スペーシア取扱店」独自のホームページにて施工費用込みの価格をご覧いただけます。
真空ガラス スペーシア 「スペーシア 取扱店」はこちら

Q

一枚ガラスと色調は異なるのですか?

A
一枚ガラスとの色調の違いをご覧ください。
スペーシア・スペーシアクールと一枚ガラスの色調の違い

※モニターにより、色の見え方が実際の商品と多少異なります。
ご採用の際にはサンプルによるご確認をおすすめします。

Q

マイクロスペーサーに関する留意点を教えて!

A
マイクロスペーサーは、ほぼ等間隔に配列されていますが、製法上若干のズレやヌケが生じることがあります。その場合でも性能上問題はありません。マイクロスペーサーの配列が、突然、極端に不規則になったり、落下している場合は、真空層に異常が発生している可能性があります。お気付きの際は、速やかに取扱店までお知らせください。ガラス面に風などの外力(面外方向の力)が加わっている時に、ごくまれにスペーシアからわずかに「きしむ」ような音が聞こえる場合があります。これは2枚のガラスの間にある真空層を保持するマイクロスペーサーに起因するもので、性能、強度への影響はありません。
Q

新築住宅を検討中、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)にも使えるの?

A
ZEHなどの高性能な新築住宅には、真空ガラスシリーズの中でもより高性能な「スーパースペーシア」や「スペーシア21」がおすすめです。商品の詳細については、こちらからご確認いただけます。
Q

「スペーシア」のリフォームを検討中。補助金とかはあるのかしら?

A
政府や地方自治体で様々な助成制度や減税制度が準備されており、「スペーシア」への取り替え工事が対象となるケースもございます。それぞれの制度で適用条件が異なりますので、詳しくはこちらからご確認ください。
Q

ガラスを交換して風等の風圧に耐えられるの??

A
真空ガラスは、多機能ながらも施工性の良い薄型設計。たとえばマンションの20階部分に使用する場合、断熱機能をもった複層ガラスは総厚22ミリの厚さ(中空層12ミリ)を必要としますが、「スペーシア」は一枚ガラス(8ミリ)と同様、8.2ミリの厚さでご使用になれます。
スペーシアと一枚ガラスの耐風圧性能比較

※算出条件
●建築物高さ:60m ●階数:20階 ●ガラス寸法:1,800×900mm ●ガラス面積:1.62㎡
●ガラス地上高:60m 設計風圧力(基準風速34m/s、再現期間100年)●正圧:4,655N(2,873N/㎡×1.62㎡)
●隅角部負圧:4,987N(3,078N/㎡×1.62㎡)

Q

「スペーシア」にガラス交換(リフォーム)すると、結露は防げるの?

A
断熱性の良い「スペーシア」は結露の軽減に大きな効果を発揮します。たとえば、室内温度が20℃、室内湿度が60%の場合、複層ガラスでは、外気温度が0℃で結露が発生しますが、「スペーシア」は、-26℃まで結露の発生をおさえます。
ガラスを「スペーシア」に交換することで、ガラス面の結露は軽減できますが、サッシ部分の結露は防げません。詳細はこちらをご覧ください。
Q

「スペーシア」に寿命はあるの?

A
「スペーシア」の真空層は無機材で封着されており、長期間に渡り高い耐久性を保持しております。詳しい品質保証についてはこちらをご覧ください。