設計上のご注意
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ご採用にあたっては、耐風圧強度、熱割れなどをご検討のうえ、 ガラス品種・呼び厚さ・面積を決定してください。特に、熱割れの発生しやすい条件での使用に関しては、十分に検討する必要があります。
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スペーシアは矩形のみです。穴あけ、切り欠きなどはできません。また切断や面取りなどはできませんので、寸法は正確にご発注ください。
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受注生産品ですので、納期に余裕をもってご発注ください。
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呼び厚さやガラス構成が異なるスペーシアを同一面でご使用になる場合には、事前にサンプルで色調の差異を確認してください。
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垂直面でご使用ください。
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組子格子付の窓にスペーシアを採用することはできません。
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トップライト、温室や50℃以上の常用での使用は厳しい条件になりますので、事前にご相談ください。
※スペーシア静の中間膜は60℃を超える場所で長時間使用しますと発泡するおそれがありますので、そのような場所でのご使用はお避けください。
※スペーシア21は高温多湿の環境下での長期間使用は封着材に悪影響を及ぼし、寿命を短くしますのでご使用はお避けください。
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室内湿度が高い場合など、使用条件によっては結露が生じることが あります。この場合、スペーシアのマイクロスペーサーを中心に水玉模様状に結露することがあります。これは構造上、マイクロスペーサーのある位置と無い部分との間に生じる僅かな断熱性能差によるものです。
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高断熱性能により保温効果に優れているため、夏季に窓を閉め切った状態で冷房をかけていない等の環境では一般の板ガラスに比べて室内が暑く感じられることがあります。
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高断熱性能を有するため、日射や室内外の温度差の影響を受けることでソリが発生し、サッシの開閉の際に、当たりやこすれが生じることがあります。
特に4枚引違い窓など障子の数が多いサッシや、ハイサッシなどでは干渉が生じやすくなりますので、中桟を設置するなどの対策をご検討ください。なお、この現象は一時的なもので、室内側と室外側ガラスの温度差がなくなることで解消されます。性能、強度への影響はありません。
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日差しの当たる引き違い窓等を長時間にわたり開け放つ場合は、スペーシアが納まっている内外のサッシ障子が完全に重なり合わないようずらしてご使用ください。スペーシアは高断熱性能を有するため内外のサッシ障子間の空気が高温となり、一時的にサッシの開閉が困難になる場合や熱割れが生じることがあります。
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マイクロスペーサーはほぼ等間隔に配列されていますが、製法上、若干のズレやヌケなどが生じることがあります。その場合でも性能への影響はありません。
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Low-Eガラスには一般にピンホールといわれる小さな点状の膜抜け部が製造上できる場合がありますのでご了承ください。
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Low-Eガラスは透過光と反射光で色調が異なります。また、反射光において若干色調ムラとなって見える場合がありますが性能への影響はありません。
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Lo w - Eガラスを採用しているため、携帯電話などの電波機器をご使用時、送受信に障害がでる場合があります。
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構造上、干渉縞(虹色の縞)が見られる場合がありますのでご了承ください。
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構造上、および熱処理における製造工程上、反射像のゆがみが大きくなります。
※スペーシア21は内部にアルゴンガスを閉じこめた構造のため、気温や気圧の変化によるアルゴンガス層の膨張・収縮でガラスがたわむことによっても、反射像のゆがみが生じます。
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遮音性能はガラス単体の値です。組み合わせるサッシによっては、ガラス単体の性能より遮音性能が低下することがありますのでご注意ください。
※遮音性能を十分に発揮させるためには、遮音性能の高いサッシをご使用ください。
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ガラス面に風などの外力が加わると、ごくまれにスペーシアから僅かにきしむような音が聞こえる場合があります。これは真空層を保持するマイクロスペーサーに起因するもので、性能、強度への影響はありません。
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網入板ガラスで構成するスペーシアは、使用条件によって熱割れを生じることがありますので、事前にご検討ください。
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網入板ガラスで構成するスペーシアは、他のガラス品種で構成する場合に比べて可視光反射率が2~4%程度低くなるため、反射色調も異なります。そのため、同一面に網入板ガラスと異なるガラス品種を採用する場合は事前にサンプルで色調の差異を確認してください。
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リフォームなどでスペーシアに交換した場合、ガラス面の結露は軽減できますが、アタッチメントやサッシ部分の結露は防げません。サッシの結露を防ぐには、断熱性能の高いサッシの使用をご検討ください。
※アタッチメントは大臣認定防火設備には使用できません。
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スペーシアより薄いガラスから交換された場合には、ガラスの厚さが増した分、窓の重量も増加するため、交換前に比べてサッシの動きが重たく感じられたり、網戸の開閉が困難になる場合があります。
サッシ構造や戸車等がガラス重量に耐えられるかを事前にご確認ください。また、現在ご使用中のサッシや建物の状況によってスペーシアが装着できない場合もありますのでご注意ください。
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コーナーなどの突き合わせ施工はできません。
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放射冷却などの影響によって室外側ガラスの温度が下がるとその表面に霜や露が生じることがあります。これはスペーシアが非常に高い断熱性能を有するために、室内の熱が室外に逃げないことで生じる現象です。
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二重サッシや内窓に使用する場合には、熱割れを避けるため、通常はスペーシアの保護キャップを室外側に向けてください。
ただし、スペーシアの採用部位、呼び厚さ、組み合わせるガラス品種が限定されますので、事前にお問い合わせください。
※事前に熱割れチェックを実施してください。
※スペーシア静、スペーシアクール静はご使用になれません。
設計・使用上のご注意
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冷暖房の吹出し空気をガラス面に直接当てたり、ガラスに密着するようなロッカーやパーティションの設置は熱割れの原因になります。
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ガラスの表面にフィルムや紙などを貼ったり、塗料を塗ると熱割れすることがありますのでお避けください。
※フィルムの取り扱いについてはフィルムメーカーへお問い合わせください。
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室内側ガラスの近くにダンボール箱等、物を置くことはお避けください。一時的な仮置きの場合でも熱割れが生じることがあります。
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ガラス表面に硬いものなどで深いキズをつけると破損することがあります。その場合すぐには割れず、ある時間の経過後に割れることがあります。
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お部屋全体の結露を防ぐには、計画換気を行ってください。
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品質を長く保つためにスペーシアとサッシの水密性が悪くなっている場合はシーリング材を打ち直してください。
使用・メンテナンス上のご注意
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製品付属の「真空ガラス取扱説明書」に記載された取り扱い上のご注意事項をご一読のうえ、大切に保管してください。万一、「真空ガラス取扱説明書」が無い場合には、施工店までご請求ください。
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カーテンウォール、タイル、石などの洗浄の際、薬剤(強酸・強アルカリ・フッ化水素)によって、膜面やガラス面が侵されることがありますので、ガラス面の養生を十分行ってください。
設計・施工上のご注意
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スペーシアの標準施工法、および施工マニュアルに従ってください。施工は必ずスペーシア取扱店にお申し付けください。
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真空封着部を保護するキャップが室内側右上(内観右上)に付いています。この保護キャップは施工後も絶対に取り外さないでください。
※スペーシア21の場合は構造上、アルゴンガス層に向いて(内観左上)保護キャップが付いています。
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標準施工が可能な溝幅、深さを持つサッシ、水抜き穴のあるサッシを選定してください。
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スペーシアの封着部は長期間、水に接していると劣化が早まりますので、サッシ溝内に入った水をすみやかに排出させるため、サッシ下辺部に5mmφ以上の水抜き穴を3カ所以上設けてください。