加湿器をつけると窓に結露が!加湿器の使用時に結露を防ぐ方法とは

2024.02.062020.10.30結露
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冬になると乾燥するお部屋。乾燥対策に加湿器を一日中つけているご家庭も多いのではないでしょうか。そこで多く聞かれるお悩みが、加湿器をつけていると窓ガラスに結露が発生しがちなこと。今回は加湿しながらも結露を防ぐ方法を探ってみます。

加湿器

結露ができる原因

先ず、冬場に結露はなぜ発生するのでしょうか?

ある温度において、空気中に含むことができる最大の水蒸気量を「飽和水蒸気量」といいます。「飽和水蒸気量」は、温度によって変化しますが、暖かい室内で飽和した水蒸気が、窓辺の冷たい空気に触れて結露として姿を現すのです。端的に言うと、結露の原因はずばり外気と室内の温度差にあります。

冬の結露について、発生する順番から考えてみると、

①室内外の温度差が発生している → ②窓の周辺が冷える → ③飽和水蒸気を超えてしまう → ④窓ガラスに結露が発生する

という流れで結露が発生します。

窓ガラスに結露が発生し、その水滴をぬれたまま放置してしまうと、どうなるでしょうか。まずは、見た目が悪いです。不快な気分にもなりますし、お掃除も大変。掃除せずに放置しておくと、窓枠・壁紙・カーテン・壁などにカビが発生する可能性が考えられます。窓枠からあふれ出した水滴は、床材(木材等)の劣化を早める可能性も考えられます。

結露とカビ

また、結露は喘息・アレルギーの原因になるともいわれ、とにかく増やさないことが重要になります。窓周りに黒カビが発生し、その窓を開け閉めすると、そのたびに部屋中、黒カビが舞い散ることになります。そして、喘息・アレルギーの原因となるダニが発生してしまうのです。窓ガラス表面に結露が発生している場合、壁などの内部にも結露が発生している可能性があり、結露には十分な注意が必要です。

結露発生の仕組みについて詳細はこちら!

加湿器と結露の関係

とはいっても、冬はお部屋が乾燥しがち。快適な湿度に調整しようと思い加湿器をつけると窓ガラスが結露でびしょびしょ。結露対策をしながら、うまく湿度をコントロールする方法はないのでしょうか。

そもそも最適な湿度はどれくらいなのでしょうか。一般的には40~60%が快適な湿度になります。しかしながらこのパーセンテージは通常の生活ではなかなか得ることが難しく、何かしらの工夫が必要です。

また、窓ガラスに結露が発生してしまっているからといって、過湿状態(加湿し過ぎ)なのでしょうか。

先ほどもお話した通り、冬の結露の発生は、

①室内外の温度差が発生している → ②窓の周辺が冷える → ③飽和水蒸気を超えてしまう → ④窓ガラスに結露が発生する

という流れでしたね。

ある意味、窓ガラスに結露となって水分を奪われることで、室内の水蒸気は奪われることになります。そういう意味では、過湿状態であるとは言えないことになります。むしろ水分を奪われる分、理論上、湿度が下がり、乾燥が進むことになります。

では、結露が発生している部屋で加湿器を使用した場合、どうなるでしょうか。窓ガラスが除湿器のような役割を果たしてしまうので、

加湿→結露→乾燥→加湿

の悪循環を繰り返してしまうこととなり、快適な湿度を得られなくなってしまいます

加湿しているのに乾燥していると感じる時があるのは、これが原因だったんですね。窓ガラスに結露が発生することによって、部屋の乾燥を招いているなんて、驚きですね。

つまり加湿器の効果を最大とし最適な湿度を保つには、対策を講じる必要があるんです。 

加湿器の使用時に発生する結露を防ぐ方法

本来の加湿器の効果を最大化するには、窓ガラスに結露を発生させず、最適な湿度を保つことが大切になってきます。加湿器の使用時に適度な湿度を保つためにはどのような方法があるでしょうか。ここでは4つほどその方法を挙げます。

室内の温度を上げすぎない

室内の湿度が何パーセントであっても、室内外の温度差が大きくなればなるほど、結露は発生しやすくなります。そのため、先ずは加湿器の使用時に、室内の温度を上げすぎないことが重要になってきます。

加湿器を置く場所を工夫する

加湿器の能力を最大限に発揮するには、その置く場所にも工夫が必要です。本来であれば、部屋の中央に置けると全体的に加湿状態が広がるので効果的ですが、それが出来ない場合以下のような場所がお勧めです。

  • エアコンの風が直接当たらないが、加湿した空気を運んでくれる場所
  • 加湿器を直接床に置かず、テーブルや家具の上
  • 温度差の激しい窓際から離れたところ
  • 湿度の弱い家電(精密機器)からは離れたところ

加湿器の設定を調整する

加湿器には「スチーム式」「超音波式」などの加湿方法がありますが、「スチーム式」の加湿器は寝ている間などに加湿し過ぎてしまうものもあるため、湿度の調整機能があるものがおすすめです。

窓の結露対策を行う

  • 結露の出にくい窓ガラスを使用する
  • 対策グッズ(フィルムやスプレー)を使用する
  • カーテンを使用する
  • こまめな掃除

 

結露対策には真空ガラス「スペーシア」

ここまで窓の結露を発生させず、快適な湿度を保つための重要ポイントとして、「温度差」・「加湿器の使用方法」についてご紹介してきましたが、冬に室内の温度差を発生させない方法として、ガラスの断熱リフォームが挙げられます。例えば、真空ガラス「スペーシア」は、今お使いの窓に納まっているガラスを交換するという、とっても簡単なリフォーム製品です。

簡単交換

真空ガラス「スペーシア」は、魔法瓶の原理を窓ガラスに応用した製品で、ガラスとガラスの間にわずか0.2ミリの真空の層を設けることで、断熱性を高めたユニークな製品です。真空層が熱の出入りを大幅に抑制することにより、窓周辺の温度が下がることを防ぐので、結露防止効果が期待できます。また、保温性が優れているので暖房時に室温を下げにくくする効果があり、省エネ効果も期待でき、暖房代を節約することが可能です。

真空ガラス

■「真空ガラス スペーシア」商品紹介動画

■「真空ガラス スペーシア」施工紹介動画

まとめ

加湿器をつけていると、結露が増えてしまうのは仕方ないと思っていませんでしたか?これまで触れてきた通り、快適な湿度を得るためには加湿器の使い方だけでなく、結露を防止することがとっても重要なポイントでした。加湿時の結露を防止する対策として窓の断熱リフォームについても検討してみてはいかがでしょうか。

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