急激な温度差は危険!ヒートショックを防ぐ対策法

2020.09.28断熱
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寒いイエナカ 危険

みなさんは、「ヒートショック」という言葉をご存知でしょうか?言葉を聞いただけでも何だか恐ろしそうな気がしますね。実は、「ヒートショック」は身近なところに潜んでいるとっても危険な健康障害なんです。今回は、そんな「ヒートショック」の原因と対策についてご紹介していきます。

 

「ヒートショック」とは?

みなさんは、交通事故で死亡する方の数より、家庭内事故で死亡する方の数の方が多いことをご存知でしょうか?厚生労働省の人口動態統計によると、交通事故による死亡者数は、この20年間で約1/3程に減少しているのに対し、家庭内の不慮の事故による死亡者数は、増加傾向にあります。中でも溺死・溺水は、この20年間で何と1.7倍に増加、2016年には交通事故による死亡者数を上回り、近年では5,000人前後で高止まりしています。

◆増加し続ける家庭内事故(単位:人)

家庭内事故出典:厚生労働省人口動態統計より

また、病死等も含めた全国の入浴中の急死者数は年間約19,000人にのぼるという消費者庁の推計結果もあります。これを見ると、家庭内での事故、しかもお家の中で溺死・溺水ってどういうこと?と思われるかもしれませんが、実は日本が抱えている高齢化社会と「ヒートショック」が大きく関係しています。「ヒートショック」とは、急激な温度差を体感することにより、血圧の乱高下や脈動が変動するなどして、体に及ぼす悪影響のことで、脳出血・脳梗塞・心筋梗塞などの要因になるといわれています。特に気温が下がり始め、外気とお家の中との温度差が大きくなる冬場に発生しやすく、入浴時の急激な寒暖差などが原因の一つとして考えられています。中でも溺死・溺水で亡くなる方の内、65歳以上の高齢者が占める割合は9割を占め、高齢化する社会も大きく関係しているのです。

急激な温度差で起こるヒートショック

急激な温度差が影響している「ヒートショック」ですが、原因と「ヒートショック」になりやすい方の特徴をもう少し詳しくみていきましょう。

●「ヒートショック」の原因(仕組み)

その発生メカニズムについて紐解いていきます。まず、「ヒートショック」が起こりやすい場所として、浴室・脱衣所・トイレなどが挙げられます。これは冬場において、浴室・脱衣所・トイレなどが特に冷え込みやすいからです。暖かい部屋から温度の低い浴室・脱衣所などへ移動すると、血圧は上昇します。その後、温かい湯につかることで今度は血圧が低下します。つまり、家の中を移動しているだけなのに、知らない間に血圧の乱高下を招いているのです。そして、11月から3月にかけて入浴中の死亡事故の発生件数は増加する傾向にあります。

東京都入浴中の事故死出典:東京都福祉保健局 東京都監察医務院HPより

●「ヒートショック」になりやすい人の特徴

急激な温度差による血圧への影響は、誰もが受ける可能性がありますが、特に高齢者は注意が必要といわれています。理由として挙げられるのは、一般的に高齢者ほど血圧が上昇しやすい傾向にあります。そして、高血圧な人ほど血圧の変動は大きくなり重篤化のリスクが高くなります。また、加齢による血管の硬化は、血管の収縮性を弱めるため、こちらも疾患のリスクを高めることになります。

では高齢者以外の方は、「ヒートショック」と無縁と言い切れるでしょうか?たとえ高齢者でなくとも下記のような方は、年齢に関係なく高齢者の方同様に注意が必要といわれています。

  • 高血圧の方
  • 血圧や心臓に持病をもっている方
  • 糖尿病や肥満症の方
  • 不整脈の方
  • 睡眠時無呼吸症候群をかかえている方
  • 飲酒後にお風呂に入る習慣がある方
  • 熱いお風呂が好きな方
  • 寒い家に住んでいる方

こうやって見てみると、「ヒートショック」は、意外とみなさんの身近なところに潜んでいると言えるのではないでしょうか? 次の章では、「ヒートショック」が発生した後の症状などについて触れていきます。

「ヒートショック」になるとどうなる?

身近なところに潜んでいる恐ろしい「ヒートショック」ですが、「ヒートショック」が招くリスクについても具体的にみていきたいと思います。「ヒートショック」により引き起こされる症状としては、血圧の上昇による脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などにより意識を失い、浴槽内で溺れてしまうこと、また血圧の低下によるめまいや立ちくらみ等による転倒・怪我などが具体的に挙げられます。意識を失ってしまうと浴槽内で溺死してしまう可能性がありとても深刻ですが、高齢者の溺水事故により救急搬送された方のほとんどは、入院が必要な中等症以上が大半を占めるといわれるため、非常に注意が必要です。

入浴注意

もし家族が「ヒートショック」になったら?

高齢者の方などがご家族にいらっしゃる場合、入浴開始の時間を覚えておくことや長風呂かな?と感じた場合や音がまったくしない場合、突然大きな音がした場合などは、声を掛けに行くなど動向に注意しておくことがとても大切です。

では、もし万一みなさんのご家族やみなさん自身が「ヒートショック」になってしまった場合、どのように対処したら良いのでしょうか?

●めまいや立ちくらみなどが起きた場合

自身が浴槽内でめまいや立ちくらみなどが起きた場合、転倒する危険性もあるため、手すりなどを使いながらゆっくりと立ち上がるようにしましょう。

●嘔吐している場合

嘔吐物が詰まらないように横向きに寝かせます。

●浴槽内で溺れている人やぐったりしている人を発見した場合

可能な範囲でとれる対処法としては、まず浴槽の栓を抜き、大声で助けを呼び、人を集めた上で、入浴者を浴槽から出せるようであれば救出する(出せないようであれば、蓋に上半身を乗せるなど沈まないようにする)。そして、直ちに救急車を要請する必要があります。

また、呼吸がない場合などは、応急処置も必要となります。いざという時のために普段から救命講習を受けるなどして、万全の準備を行っておきたいものです。

「ヒートショック」を起こさないための対策・方法

続いては、自身や大切な家族にも発生するかもしれない「ヒートショック」による事故を防ぐ方法についてご紹介していきます。

●入浴時

まず大事なのは急激な温度差を発生させないことなので、入浴前には浴室や脱衣所を前もって暖めておくことが重要となります。暖房がある場合は入浴前に室温を上げておきましょう。また、暖房設備がない場合は、シャワーからの給湯で温度を上げることもできます。また、入浴前にしっかりと水分を取っておくことや長時間の長風呂を避けること、そしてあまりお湯の温度を高めにし過ぎないことも重要なポイントとなります。

その他の対策として、冬場、お家の断熱性能を高めるといった手段も有効です。断熱性を向上させることにより、お家の中での温度差を軽減する効果が期待できます。断熱材や窓を高断熱なものにリフォームすることで断熱性能を向上させることが可能となります。

入浴前準備

●トイレ

 トイレも非常に冷えやすい場所ですが、暖房設備などがある場合などはしっかりと暖めることやヒーターなどの暖房器具を置くなどして暖める方法もあります。また、トイレでいきみ過ぎると血圧上昇を招く恐れがあるので、いきみ過ぎない点も重要なポイントとなります。

トイレなどに暖房設備や器具の設置が難しい場合は、浴室や脱衣所同様に断熱材や窓を高断熱なものへ取り替えるなどのリフォームも有効な手段となります。

お家の「断熱」の重要性についてはこちら

お家の中の温度差対策に有効な真空ガラス「スペーシア」

 今回は、「ヒートショック」対策として、お家の断熱性を高めるためのお手軽リフォームについてご紹介したいと思います。リフォームというと仰々しい感じがしますが、今回ご紹介するのは、とっても簡単な窓のリフォーム製品、その名も真空ガラス「スペーシア」についてです。なんと、今ある窓ガラスを取り替えるだけで断熱性能を高めることが期待できます。

スペーシアの高断熱のしくみ

真空ガラス「スペーシア」は、魔法瓶の原理を窓ガラスに応用した製品で、ガラスとガラスの間にわずか0.2ミリの真空の層を設けることで、断熱性を高めたユニークな製品です。魔法瓶と聞くと、保温性がとっても高そうですよね。

また、真空ガラス「スペーシア」をオススメする理由としてもう1点挙げられるのが、施工の容易性です。ガラス自体が非常に薄型となっているので、今お使いのサッシがそのまま使え、ガラスだけを簡単に取り替えることが可能なんです。

まとめ

 いかがでしたでしょうか? 意外と知られていない身近に潜む危険な「ヒートショック」。今までは、冬の浴室・脱衣所・トイレ等で寒さを我慢や辛抱していませんでしたか? 本格的な冬のシーズン到来前に、「ヒートショック」対策として、一度お家の断熱性向上を検討してみてはいかがでしょうか?

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