二重窓・内窓・二重サッシとは?構造やメリット・デメリットを解説

2020.10.09窓ガラスの知識
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窓のリフォームとして良く耳にする「内窓」。内窓ってどんなリフォームなのでしょう?また、「二重サッシ」「二重窓」と「二重ガラス」「ペアガラス」は何か違うのでしょうか?「二重窓」「内窓」の構造、「二重ガラス(ペアガラス)」との違いなどをふまえ、メリット、デメリットについてご紹介していきます。

内窓

二重窓・内窓・二重サッシとは

「二重窓」「内窓」「二重サッシ」の仕組みと構造について、みていきましょう。

「二重窓」は、今ついている窓の内側に、もう一つ窓を取り付けたものになり、「二重窓」「内窓」「二重サッシ」は同じものを示しています(以下、二重窓(内窓)で統一させていただきます)。

二重窓

「二重窓(内窓)」と、「複層ガラス(ペアガラス)」は、よく間違われますが、まったく異なるものになります。

「二重窓(内窓)」はリフォーム工事の方法そのものであるのに対し、「複層ガラス(ペアガラス)」は、サッシに納まっているガラスそのものを指します。

「二重窓(内窓)」は、窓を二つ設置するため、サッシ枠が2つになります。そのため、窓と窓の間に出来る空気層が、断熱効果を発揮し、室外の温度変化の影響を受けにくくします。

「複層ガラス(ペアガラス)」はガラスが2枚で構成されているものになります。現在、戸建てを新築する際にはほとんど入っているガラスで、ガラスとガラスの間に出来る空気層が断熱効果を発揮しています。

複層ガラス

「二重窓(内窓)」は、北海道・東北地方などで、凍ってしまう窓の対策として新築の段階から戸建・マンションを問わず採用されてきた工事方法になります。最近では、後から付けられる工事であることから、リフォーム工事にも採用されてきました。

「複層ガラス(ペアガラス)」は、ここ20年で飛躍的に新築戸建て住宅に採用を増やしてきましたが、リフォーム工事に採用する際には、取り付けに付属部材(アタッチメント)が必要な場合が多く、工事の際には注意が必要です。

二重窓・内窓・二重サッシのメリット

二重窓(内窓)のメリットとしては、4つほどあげられます。

●断熱性

前項でもふれた通り、既存の窓と、新設された窓(内窓)との間に出来る空気層が、断熱性能を発揮します。既存窓枠の内側にサイズぴったりに設置することで、気密性を高め断熱性向上の役目を果たしています。また、最近では、内窓のサッシ枠のほとんどが樹脂製となっており、金属製のサッシ枠に比べさらなる効果を上げています。

●結露対策

結露は、暖かい空気が冷える等の室内温度の変化によって、室内温度の「飽和水蒸気量」を超えてしまうと結露が発生します。

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室内外の温度差が大きい、室内の湿度が高い等の条件で発生しやすくなります。二重窓(内窓)を設置することで、新設の窓の結露は大幅に減りますが、既存の窓(外側の窓)の結露対策としては十分ではありません。

●防音効果

窓ガラスは、壁や屋根と比較して、防音性の低い建材となります。そのため室内外問わず、窓ガラスを通して伝わっている音が多くなっています。

「断熱性」の項目でも触れましたが、二重窓(内窓)を新設する際に、既存窓枠の内側にサイズぴったりに設置することで、室内の気密性を上げることが可能です。この室内の気密性を上げることで、音の伝わりを減らすことが可能なため、二重窓(内窓)は防音効果を目的とした窓リフォームに有効です。

●防犯対策

防犯対策として、二重窓(内窓)の設置を検討するケースもあります。2回ガラスを割る必要があることから検討に上がりますが、単純に一枚ガラスの窓を二つ設置しただけでは、防犯対策は十分ではありません。防犯対策として二重窓(内窓)を設置する際には、採用するガラスを防犯対策向けのガラスにするなど、ガラスとあわせた対策の検討が必要です。

二重窓・内窓・二重サッシのデメリット

前項では二重窓(内窓)のメリットと効果を挙げましたが、デメリットについても触れておきます。

●価格が高い

二重窓(内窓)の設置費用は、工事費用とは別に「新規窓の枠」とそこに納まる「ガラス」の項目があります。10年ほど前までは内窓に入っていたガラスは一枚ガラスと呼ばれる単層のものが主流でした。ただ、一枚ガラスの二重窓(内窓)は結露対策に十分でない、窓際の寒さが和らがないといったような声を受け、近年では、二重窓(内窓)に納まるガラスは、「複層ガラス(ペアガラス)」が多くなってきました。それに伴い、費用も上がっており、断熱フィルム等と比較し、価格が高くなっています。

●掃除がしにくい

二重窓(内窓)は窓が2つの設置となるため、窓掃除も2倍となります。ただ、掃除するだけならば、2倍の作業となりますが、窓と窓の間のガラスの掃除、特に外側の既存窓の室内側に発生してしまった結露の掃除はとても面倒になります。

●窓の開け閉めが面倒

窓の掃除と同様、窓の開け閉めも窓が2つあるため、2倍になります。洗濯物を干す際に出入りする窓、換気する際に開け閉めする窓など、毎日開け閉めをしている窓に二重窓(内窓)を設置する際には注意が必要です。また、二重窓(内窓)の設置により段差が生じてしまう可能性がある点も事前に確認が必要です。

●設置上の制約

二重窓(内窓)は、上げ下げ窓、内倒し窓、天窓などに設置はできません。また、設置可能な窓でも、新規の窓を設置するだけの窓枠が必要になります。そのため、窓枠に新規に設置するスペースがない場合には「ふかし枠」と呼ばれる部材を既存窓枠に追加する必要があります。二重窓(内窓)はこのような制約も考慮し、検討することが必要です。

二重窓・内窓・二重サッシで使われるガラスの種類

防犯性能で少し触れましたが、二重窓(内窓)の性能は、納めるガラスの種類で大きく変わってきます。ガラスの種類を目的別にご紹介します。

■単板ガラス(一枚ガラス)

一枚ガラスは特に機能を持たないガラスであるため、断熱性能、防犯性能、結露抑制効果を目的として二重窓(内窓)を設置する場合には、効果はあまり期待できません。

一枚ガラス

■複層ガラス(ペアガラス)

複層ガラス(ペアガラス)は、ガラスとガラスの間の空気層が断熱効果を発揮するため、断熱性能、結露抑制効果を目的として設置する場合には期待できますが、防音性能を目的として設置する場合には効果が得られません。

複層ガラス

■合わせガラス

合わせガラスはガラスとガラスの間に挟まれた「中間膜」の種類によって、防犯性能、防音性能を有するため、防犯、防音を目的として設置する場合には期待できますが、断熱性能、結露抑制効果を目的とする場合には効果が得られません。

合わせガラス

■真空ガラス

真空ガラスはガラスとガラスの間の「真空層」が断熱性能、結露抑制効果、防音性能を有するため、こういった目的として設置する場合、有効なガラスです。

「スペーシア」でお悩み解決!

二重窓(内窓)の仕組み、メリット、デメリットを挙げましたが、窓の結露抑制効果、断熱対策の検討の際には、ガラスの断熱リフォームもおススメです。二重窓(内窓)の設置工事とは異なり、今お使いの窓に納まっているガラスを交換するという、とっても簡単なリフォーム製品、その名も真空ガラス「スペーシア」です。今ある窓ガラスを取り替えるだけで断熱性能を高めることが期待できます。真空硝子構造

真空ガラス「スペーシア」は、魔法瓶の原理を窓ガラスに応用した製品で、ガラスとガラスの間にわずか0.2ミリの真空の層を設けることで、断熱性を高めたユニークな製品です。魔法瓶と聞くと、保温性がとっても高そうですよね。

真空ガラス「スペーシア」をオススメする理由としてもう1点挙げられるのが、施工の容易性です。ガラス自体が非常に薄型となっているので、今お使いのサッシがそのまま使え、ガラスだけを簡単に取り替えることが可能です。

交換図

また、なんといっても二重窓(内窓)との大きな違いは、窓は既存の窓ひとつであるため、掃除のしやすさ、窓の開け閉めも今までと同じように生活することが可能です。もちろん二重窓(内窓)と組み合せ、新たに追加設置いただく窓向けのガラスとしてお使いいただくことも可能です。

「まとめ」

窓のリフォームとして、知名度の高い二重窓(内窓)ですが、そのメリットもさることながら、デメリットも多くあげられます。窓のリフォームの目的によって、二重窓(内窓)を設置する際にはガラス種類の検討が必要であり、また、二重窓(内窓)の設置が困難な箇所、窓が二つになると不都合が発生する箇所などには、真空ガラス「スペーシア」でのガラス断熱リフォームの検討もいかがでしょうか。

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