換気の効果とは?部屋を効率的に換気する方法と冬の寒さ対策

2021.07.132020.12.04窓ガラスの知識
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換気

2003年7月に建築基準法が改正され、住宅などには24時間換気可能な機械換気設備が義務付けられるようになり、関心が高まった「換気」ですが、ここにきて、新型コロナウイルスの感染防止対策として、再度注目を集めています。寒い冬の時期、どのような換気が有効なのでしょうか。換気の効果と、冬の効率的な換気についてみていきましょう。

換気をすることの目的

住宅への換気義務付け、コロナ対策に有効とされる換気ですが、その目的とはどのようなものでしょうか。

そもそも、換気とは「室内の汚れた空気を室外の新鮮な空気に入れ替え、循環させること」を意味します。

「室内の汚れた空気」は、二酸化炭素(CO2)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物、ホルムアルデヒド、ハウスダスト(花粉、垢、食品くず、ダニ、繊維くず、細菌、ウイルス)などを指します。換気はこういったもので汚れた空気を室外の新鮮な空気に入れ替え、室内を常にきれいな空気に保つといった役割を果たしています。

こういった役割は、部屋の中の空気と外の空気を入れ換えていないエアコンにはできないものであり、また、空気清浄機でも同じようなことがいえます。

2003年7月に建築基準法改正で換気設備の設置が義務付けされた背景は、「シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの化学物質の室内での濃度を下げる」といった目的でした。そして現在の新築住宅では、断熱性を高める等の視点から、高気密・高断熱住宅が増えています。また、直近ではウイルス対策として閉鎖空間における、密閉回避の観点から換気の重要性が日々高まっています。

換気がなされていないと、室内はどのような状況になるのでしょうか。以下のような状況が考えられます。

●帰宅すると、空気がもやっともわっとするのを感じ、室内の熱気、においがこもっているのが気になる

●部屋の壁紙にシミができやすく、窓や壁に結露が発生しやすい

●ほこりがたまりやすく、室内にいるとくしゃみや鼻水がでやすい

このような状況が起こりやすい部屋は換気ができていない可能性が高いと言えます。お住いのお部屋はいかがでしょうか。換気ができている部屋は、脱臭、室温調整、除湿ができており、ほこりがなく、酸素が室内に供給されている状況を保てます。したがって、室内を健康に過ごせる安心な空間とするために換気は欠かせないものとなります。

効率的に換気するポイント

それでは、換気はどのような方法・・頻度で実施するのが効率的なのでしょうか。換気のポイントは、「空気の流れ」をつくることになりますが、その方法について、以下、ご紹介します。

換気のポイント

■24時間換気システムを正しく使う

24時間換気システムは窓を開けなくても、吸気口から外の空気が入り、排気口から出ていく仕組みであり、1時間で半分の空気が入れ替わるようになっています。24時間換気システムが設定されている部屋は、在宅時にも、留守時にも常に回すようにしましょう。

■窓を開けて風の通り道を作る

24時間換気システムが設置されていなくても、窓を開けて風の通り道を作ることで換気を行うことができます。この際のポイントは、空気の入ってくるところ、出ていくところをなるべく離し、換気経路を長くとることが重要となってきます。

窓を開ける

窓の開け方ポイント

■窓を2か所開ける

風の通り道を作る方法として、窓を2所開けることが挙げられます。2か所開けることで出入り口を確保することが可能となります。2か所開ける際には、対角線上に窓を開け、風が室内のすべての箇所を通れるように工夫することが大事です。

風の通り道

■1つしか窓がない場合はサーキュレーターや扇風機を活用

1つしか窓がない場合などは、サーキュレーターや扇風機を利用し、その部屋のドアを開け、扇風機を窓の方へ向け、部屋の外に空気を流すことで、効果的な換気が可能です。

扇風機

■台所の換気扇を活用する

24時間換気システムが「常時換気」として、家全体を時間をかけて換気しているのに対し、換気扇は「局所換気」とよばれ、空気を入れ替える範囲が狭いものになります。換気扇は換気力が強いため、短時間で周りの空気を入れ替えることができ、24時間換気と換気扇を併用することで効率的な換気が可能となります。

換気扇と窓

換気の頻度の目安

窓や部屋の大きさによって「室内の汚れた空気」を外に出すスピードは異なるため、換気の頻度は一概には言えませんが、換気は1時間に5~10分程度が良いとされています。また、回数を多くしたほうが効果的であり、1時間に10分の換気を実施するよりも、1時間に5分の換気を2回するほうが効果は高いとされています。

窓がない場合の換気方法

窓がない部屋の場合、どのような方法で換気を行えばよいのでしょうか。

窓が1つしかない部屋の換気方法とは異なり、窓がない部屋の場合は、その部屋のドアを開け、ドアのそばでサーキュレーターや扇風機を使うことがポイントになります。ドアのそばで空気を循環させ、部屋の外に空気が流れるようにします。また、浴室・トイレなどに設置されている換気扇を同時に運転することで、「室内の汚れた空気」を排出することが可能となります。 

換気扇

雨の日の換気はどうすればいいの

雨の日だからと言って、窓を開けての換気は遠慮したいなどと考える必要はありません。雨の日、室内の湿度のほうが室外よりも高くなっていることも多く、雨の日こそ、窓を開け、換気を実施したほうが良いのです。もちろん、雨が室内に入り込むような状況の場合は別です。

雨の日の窓

雨の日、特に梅雨時に湿度が上がるとカビの発生も気になるところです。カビは湿気だけで生えるわけではなく、カビが喜ぶ条件としては「湿度が70%以上」「ほこりなどのカビの餌がある」「空気が動いていない状況」といったことが挙げられます。このような条件を打破するためにも、換気を実施し、空気を動かし、ほこりなどを室外に追い出し、湿度を調整することが重要となってきます。

換気方法としては、開けた窓に向けて、サーキュレーターや扇風機を稼働させることに加えて、除湿器も併用しましょう。

冬場は寒くて窓が開けられない!

さて、本項のメインである冬場の換気について、ここでは取り上げましょう。

冬の時期、寒いからといって窓を開けること以外の方法で換気を実施することはできるのでしょうか。冒頭でも申し上げましたが、残念ながら、エアコンを稼働させたからといって、全てのエアコンが換気の機能を備えている訳ではありません。空気清浄機についても同様です。となると、冬でも窓を開けての換気に頼らざるを得ません。

そして、冬場は風邪・インフルエンザ・コロナ等の感染予防対策の観点からも、最も換気が求められる大事な時期となります。

では冬場の効果的な換気方法ですが、先ず、寒い部屋を暖房機器で暖めることから始めましょう。そして、部屋が暖まってから、暖房機器は稼働させたまま、窓を開けて換気しましょう。

窓を開ける際のポイントとしては、以下のようなことが挙げられます。

●エアコンからなるべく離れた窓を開ける(エアコンの負荷をかけないようにするため)

エアコンと窓

●1時間に5分間×2回の換気を行う(回数はそのまま3分程度にしてもよい。暖かい空気は冷たいところに逃げたがり、冬の時期は、空気の入れ換わりが早いことが予想されるため)

●換気時には日中はカーテンを開け、日光を取り入れることで部屋を暖め、夜間はカーテンを閉め、窓からの冷気を抑える(暖房効果を高めるため)

また、冬の時期に窓を開け換気を行うことは、室温と外気の温度差を都度小さくすることになるので、結露対策にも効果的です。

結露の発生メカニズムについてはこちら

断熱効果のある窓ガラス「スペーシア」

ただ、やはり冬の換気は暖房機器を稼働させながらの運用となっても、一気に部屋の温度を下げてしまうことは事実です。ここでご紹介したいのは、窓ガラスでの寒さ対策となります。

冬の換気によって一度冷たい空気を取り入れた部屋をどのように暖めるでしょうか。その方法は使用している暖房機器でとなりますが、暖まった空気を室外に逃がさない方法としては、家の断熱性能を高めることが重要となってきますが、簡単に断熱性能を高める方法として、窓ガラスでの対策がおすすめです。

例えば、「真空ガラス スペーシア」のような断熱効果の高いガラスへ取り替えるという方法があります。「真空ガラス スペーシア」は、ガラスとガラスの間に真空層を保持した、魔法瓶構造のガラスとなります。

真空ガラス

もともとのサッシを活かして、ガラスを取り替えるだけなので、大掛かりな工事が不要で、とっても簡単にリフォームすることが可能です。

取り替え簡単

非常に断熱効果が高く、換気によって冷えた部屋を再度暖めた空気を室内に保持する能力が高いものになります。また、その断熱性能の高さから、結露対策、省エネ効果などの付随効果も期待できるため、快適性向上におすすめの窓ガラスです。

「真空ガラス スペーシアについてはこちら」

まとめ

さて、換気の目的と、効果的な換気方法について紹介してきましたが、人が室内で、安心・健康に暮らすために、いかに換気が大事であるかが分かりました。そして、換気によって室内の快適な温度が失われてしまうことも懸念事項のひとつです。効果的で快適に換気を行うために、窓の断熱リフォームも検討してみては如何でしょうか。

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