【7月3日終了】住宅エコリフォーム推進事業とは?申請の方法とポイントについて

2024.02.062023.06.14窓ガラスの知識
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2023年5月26日より「住宅 エコリフォーム推進事業」と呼ばれる補助制度が経済産業省管轄で申請が開始となりました。7月3日を以って、補助金額100%予算達成・受付終了となりました。以下、どんなリフォームを実施したら補助の対象になるのか、この補助金を使って窓の断熱リフォームをする方法、ポイントについてお伝えします。

住宅エコリフォーム推進事業とは

住宅エコリフォーム推進事業は、カーボンニュートラルの実現に向け、住宅ストックの省エネ化を推進するため、住宅をZEHレベルの高い省エネ性能へ改修する取組みに対して、国からの支援が得られる補助事業です。

「住宅ストックの省エネ化」という言葉からも分かる通り、既存住宅の省エネリフォームを対象とした事業で新築は対象にはなりません。

また、「ZEHレベルの高い省エネ性能」を家全体に求める「全体改修(建て替え含む)」と改修部分をZEH仕様基準に適合する「部分改修」の申請方法があります。

ここでは以下、窓リフォームに特化した「部分改修」についてご紹介します。

部分改修のポイント

先に部分改修の際のポイントをお伝えしてしまいます!

・申請は「事業者登録」された施工業者
・ガラス2枚以上の工事が必須要件(引違い1箇所でもガラス2枚交換で申請対象となります)
・補助額が5万円以上で申請可能
・「事業者登録」後、工事が可能

この内容について、以下、詳細にお伝えします。

住宅エコリフォーム推進事業の申請の流れ

住宅エコリフォーム推進事業の申請の流れは以下の流れとなります。

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事業者登録

この事業の申請者はjGrantsというサイトで「事業者登録」をしている工事施工会社になります。依頼する予定の会社が事業者登録を完了していない場合、登録後、工事着手となります。

補助金を活用してリフォームを検討したい場合、お願いしたい施工会社の事業者登録が完了しているか、完了していなければ、登録をお願いできるか確認する必要があります。

登録期間:2023年4月28日~12月15日

交付申請

交付申請もjGrantsで行います。そのため、jGrantsで事業者登録されている施工会社でないと申請ができません。

窓リフォームに必要な書類としては以下のようなものになります。

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※ その他書類として、旧耐震建築物(1981年5月31日以前に着工された住宅)の場合、補助事業証明書、若しくは耐震工事を予定ている旨を証する書類が必要となります。

施工会社と相談しながら準備を進めましょう。

交付申請期間:2023年5月26日~2024年1月19日

3.完了実績報告

完了実績報告をすることで補助金は交付されますが、完了実績報告もjGrantsで実施します。

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※1 開口部の断熱改修における性能証明書は、「住宅省エネ2023キャンペーン」向け性能証明書をご使用ください。

「住宅省エネ2023キャンペーン」についてはこちら「窓リフォームに利用できる補助金・助成金制度!支援内容や補助額・申請の流れ」|窓リフォーム研究所

※2 開口部の断熱改修写真は「工事前・工事後」の2枚を撮影すること。

こちらも施工会社と相談しながら準備を進めましょう。

実績報告期間:2023年6月23日~2024年2月29日

※予算消化次第で受付期間が早まる可能性があります。予算の消化については事務局サイトで確認ができます。「住宅エコリフォーム推進事業実施支援室(サイトはコチラ)

窓リフォームの補助・補助額について

それでは肝心の補助内容について確認しましょう。

まず、この補助制度ついて、部分改修で申請を行う場合、「複数の開口部について、ZEH仕様基準を満たす改修工事」が必須工事となっています。

必須工事とその他の工事

この開口部改修と併せて実施することで対象となる以下のような工事もあります。

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※対象製品は「住宅省エネ2023キャンペーン」の型番登録されている建材・設備(LED照明を除く)となります

補助率

実はこの住宅エコリフォーム推進事業は2022年にも実施されていた事業でしたが、その時と比較して、大きく変わったのがこの補助率です。

補助率は前回の11.5%を大きく上回り、40%の補助となっています。これは今までの国の助成の中でも大きな補助率となっています。

戸建住宅、共同住宅(マンション)ともに40%の補助となっています。

補助上限額

補助上限額は戸建・共同住宅ともに35万円となっています。

また、申請が可能となる改修工事は、補助額が5万円以上となっており、補助額の合計が5万円を満たないものは申請対象とはなりません。ここは注意が必要です。

補助額

補助額は以下の項目の低い額が補助額として算出されます。

①モデル工事費×40% ②実際の工事費×40% ③補助上限額

モデル工事費は補助金事務局「住宅エコリフォーム推進事業実施支援室(サイトはコチラ)」で事前に設定したものとなります。実際にかかると申請される工事費が膨大になるのを防ぐ仕組みとなっています。

各工事のモデル工事費と補助金額

モデル工事費として設定されている費用は「ガラス交換」「内窓設置」「外窓交換」について以下となります。

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※ガラス交換は、箇所数でなく、交換するガラス1枚あたりの補助となります

※ガラス面積はガラスの寸法、内窓・外窓面積はサッシ枠外寸法となります

では、このモデル工事費を用いた補助金額はどうなるでしょう?モデル工事費に40%をかけた金額で表示します。

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ガラス交換の場合、大サイズ引違い2枚で 76,800円 の補助となります。

この金額で補助申請下限額5万を超えているので申請対象となります。

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内窓は中サイズで1箇所 76,800円 の補助となります。

ここで重要なのは、際の工事費がモデル工事費より低い場合は、補助額も低くなる点です。

他助成制度との比較

それでは2023年6月現在、国の助成として発表されている「こどもエコすまい支援事業」と「住宅 エコリフォーム推進事業」を比較してみましょう。

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※1  実際の工事費がモデル工事費より低い場合は補助額も低くなります

2023年6月14日現在「こどもエコすまい住宅支援事業(管轄:国土交通省)」は予算消化率54%と発表されています。「住宅 エコリフォーム推進事業」の補助額が高くなっているため、状況を見ながらどちらの制度が自宅のリフォームの申請に合っているか施工会社と相談しながら進めましょう。

他補助金の詳細内容についてはコチラ「窓リフォームに利用できる補助金・助成金制度!支援内容や補助額・申請の流れ」|窓リフォーム研究所

省エネ性能に優れた真空ガラス「スペーシア」は各種補助金の対象です 

では、実際に検討が進んだ際に、どのような製品を採用すればよいのでしょうか?

ここでは、「ガラス交換」で対象となっている、省エネ・高断熱リフォーム向けの真空ガラス「スペーシア」を紹介いたします。

真空ガラス「スペーシア」とは

真空ガラス「スペーシア」は、世界で初めてつくられた真空ガラスです。

ガラスとガラスの間に真空層をつくることで、一枚ガラスの約4倍、一般的な複層ガラスの約2倍の断熱性能を実現しました。

その大きな特徴はガラスの厚みになります。現在一般的に流通している複層ガラスの約半分の厚みのため、工事も容易で窓リフォームに最適なガラスとなっています。

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■「真空ガラス スペーシア」商品紹介動画

■「真空ガラス スペーシア」施工紹介動画

まとめ

2050年までにカーボンニュートラルの達成に向けて、国・地方自治体と様々な補助金を発表しています。窓の断熱リフォームついても同様に多数の助成制度が発表されています。時期が限定されている今、賢くお得にリフォームするために補助金を活用しませんか。是非リフォーム会社、ガラス店などへ相談してみることをおすすめします。

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